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200805281122000 砂に残る

前夜は嵐だった。
恋問の浜には夥しい貝殻やヒトデやガラス瓶の欠片や
大量のゴミが打ち上げられていた。
砂の上を歩いていると
犬連れの老夫婦が来ていた。
挨拶すると露骨に嫌な顔を表し無言で避けられた。
老夫婦は小さい猫程度の大きさの柴の子を一緒に連れていた。
沖ではオオセグロカモメ達の集団が
波打ち際で待機したり波間に急降下したりして
何かウマいものを狙ったり
その何かウマいものを巡って熾烈な獲得競争繰り広げていた。
カラスも乱入し大騒ぎしていた。
生きたまま砂浜に打ち上げられた小魚や北寄貝を皆狙っているのだ。
歩いて来た浜を引き返すと
さっきの老夫婦が流木に並んで腰掛けて
仲良くおにぎりを食べていた。
流木の上に大きな北寄貝が2個乗っていたので
老夫婦が私の挨拶を不快な表情で無視した理由が分かった。