pioggia
イタリア語で、雨という意味です。
夏の夕方の雨の日が好きです。
今、この文章を書いているのは、8月13日土曜日午前10時です。
昔、横浜に住んでいた頃に通っていたコーヒーショップがあります。
人間が作った建物の中に、自然の雨から逃れるために私はあえて家を出ては電車に乗り、雨宿りをしに来ているのです。
仲の良い友達はみんな帰省しているため、私は仕事もお休みだし、作品作りをしています。
こんな状態では、展示にも行けませんから。

一年前と今では服装も考え方も姿勢も人間関係もまた少しずつ変化があったように思います。
そんな事を思いながら綴っています。

横浜に越して来て、２週間ほど経ちました！
時が過ぎるのは早いようで。
私も太陽が沈む頃には、また一日歳を取っているのです。
一刻、一刻とでも言いましょうか。
今は33歳ですが、34歳に近づいているのです。

仕事もプライベートも、みんな東京なので、頻繁に会えなくなり少し寂しさも感じます。
また、新しいお家は、一人にはとても広く、イタリアへ一人で渡ったばかりの頃に感じたホームシックの感覚と少し似ております。
自分が息をしていると感じる事はもう少し先になりそうです。
人生はお花のように、長いようで短いですので、美しくも儚いものです。
水から命の光が差して、最後は灰になります。

雨は涙も足跡も消してくれます。