精力剤を購入している方は「アルギニン」や「シトルリン」という成分を目にされたことも多いと思います。
アルギニンもシトルリンもアミノ酸の一種で、アルギニンは非必須アミノ酸に分類され、シトルリンはオルニチンン等と同じく「遊離アミノ酸」です。
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精力増強の源は、タンパク質といっても過言ではありませんが、タンパク質はアミノ酸が繋がって出来たものです。
精力アップに重要な成分のアミノ酸の中でも、人間の体内では合成することができず、食事などの外部から取り入れる必要があるアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といい、逆に、体内で合成できるアミノ酸を「非必須アミノ酸」といいます。

アルギニンは非必須アミノ酸に分類されています。シトルリンはこのどちらの区分でもない「遊離アミノ酸」の区分となります。
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アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸。思春期の骨の成長や筋肉の修復さらには、脂肪細胞を燃焼するなどの働きがあります。アルギニンは抗炎症作用のあるポリアミンという物質の素にもなっています。
ポリアミンは、加齢による老化の原因となる小さな炎症を抑える事からアンチエイジング効果があるとされています。
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2009年に発表された「Nature Cell Biology」で、ポリアミンが寿命を延ばす効果があることが発表されたりもしました。

このようにアルギニンには多くの効果があります。人間のエネルギーは、TCAサイクルと言われるクエン酸回路によって産出されますが、アンモニアによってその産生が阻害されます。

アルギニンは、肝臓の細胞内でアンモニアを解毒する代謝経路であるオルニチンサイクルに関わりアンモニアを無毒な尿素に変換します。

アルギニンを摂取する事でTCAサイクルが活性化し、エネルギー産生がスムーズに行われる事が確認されています。

・体内エネルギーを作るTCAサイクルを活性化
・成長ホルモンの分泌を促し、筋肉増強や脂肪燃焼などの効果
・免疫機能を高める
・血流促進作用で男性機能の改善