小さなチワワのモモは、公園の散歩が大好き。いつも飼い主のミサキと一緒に、芝生を駆け回ったり、木陰で涼んだりしています。

ある日、ミサキはモモを連れて公園の奥にある花壇に立ち寄りました。色とりどりの花が咲き誇り、甘い香りが漂っています。モモは興味津々で、鼻をくんくんと花に近づけていきます。

真っ赤なバラの花びらに鼻を触れ、黄色いチューリップの香りを嗅ぎ、青いデルフィニウムの美しさに見惚れます。モモはまるで、花の香水を楽しんでいるかのようでした。

ミサキはそんなモモを見て、微笑みます。「モモ、お花が好きなのね。」

モモは尻尾を振って、ミサキの足元に顔をすりすり。ミサキはモモを抱き上げ、一緒に花壇を眺めました。

モモにとって、公園はただ散歩する場所ではなく、美しい花々が咲き誇る、特別な場所になったのです。

散歩の帰り道、モモはミサキにねだって、花屋さんで一輪のバラを買ってもらいました。モモは家に帰ると、バラを自分のベッドに置き、大切に抱きしめて眠りました。

モモの夢には、公園の花壇で見たたくさんの花々が咲き誇っていました。そして、モモは花たちと仲良く遊んでいるのです。

モモにとって、花は喜びと幸せの象徴となったのです。