宇宙全てから人間の成り立ちについてホツマツタヱの御機の十八『ヲノコロと呪うの文』より

陽と陰の元（天と地）となる泡と泥がいまだ 分かれていない、境目が無い状態でした。
宇宙創造神アメミヲヤが 'ア手' を結ぶ（手印）と 虚空に回転が起って際限なく回りだしました。
次に 'ウヰ' 'ウヌ' 'アウヌ' の手を結んで天を創造しました。
'ウヌア'が交じった'ウハ'の手を結んで地を形成し、泥をよく練って地球を造りました。
'カ'の手を結び、陽の極みを選んで日と丸め、赤宮に据え、それは太陽と呼ばれました。
'シ'の手を結び、陰の極みを選んで輪となし、白宮に据え、それは月と呼ばれました。
アメミヲヤは
'ウン'の手を結んで生むウツロヰを馬とし、
'イニ'の手を結んで生むシナトは轡とし、
光を鞭として 'オ'の手に乗り巡って 地球を調えながら走り回っていくのでした。
その音は "ホオコホ"。
アメミヲヤが恵んでいくと
岩石は煮えはじめ、溶岩が煮上がって山が出来上がりました。
'ノ'の手を結び、野風に乾いた堅土を踏むウツロヰの蹄の跡は野良と道となりました。
月の氣（神霊）の滴りが山に落ち、流れて海が出来ました。
日の氣（神霊）が堅地に祝福を感じると
'ウハ'の手を'ワ'と'ア'に分けて 'アイウエオ'を結び、
空・風・火・水・埴 が交わって生れるミナカヌシ。（人間の原型）
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